結婚指輪のトレンド鋳造指輪と鍛造指輪の違い

  1. >
  2. >
  3. 結婚指輪のトレンド鋳造指輪と鍛造指輪の違い

恋愛に大切なものは想像力。

想像力を発揮して、結婚指輪について考えてみましょう!

ここでは、最近のトレンドの結婚指輪「鋳造指輪(ちゅうぞうゆびわ)」と「鍛造指輪(たんぞうゆびわ)」について紹介していきたいと思います。

鋳造・ 鍛造の結婚指輪 とは

結婚指輪は、一生身につける大事な指輪です。
長年身につけるものになるため、そのほかのファッションリグとは選ぶ基準も異なります。
もちろん毎日に身に付ける物なので、好きなデザインであることはとても大事です。
ただしデザインアばかりを重視して、使用していく間に作り直しをしなければいけない可能性もないとは言えません。

それは人によって生活習慣も異なり、重いものを良く持つ人や指などに力を入れることが多い人、日常生活で指輪をぶつけてしまうことが多い人などは一般的な生活をしている人に比べて指輪への負担も多くなります。
中には指輪が変形してしまうことを避け、結婚指輪をしないという人も増えています。

そこで結婚指輪を選ぶ際に大事な事として強度の問題があります。
より強く作られているものの方が安心して毎日身につけることができます。
より高い強度を求めるために、知っておくべきこととして指輪の作り方があります。
指輪の製造方法は主に2つあり、一つは鋳造製法、もう一つは鍛造製法という方法です。
それぞれどの様な特徴があるのでしょうか。

鋳造製法で作られたリング

鋳造製法とは、リングに使用する素材を溶かし、それを決められた型に流し込みます。
型に流したものが冷えて固まることでリングの形となり、成形して完成させます。

デザイン性が高いものでも比較的に忠実に作ることが出来る為、ファッション性の高いリングのほとんどが鋳造製法で作られています。
ブライダルジュエリーの場合は、エンゲージリングなどデザイン性が高く、カーブや湾曲などがつけやすいことから鋳造製法で作られることが多いです。

ただしデメリットとしては、鍛造形のリングに比べて形が変形しやすく、傷がつきやすくなっています。
そのため手をぎゅっと握るようなしぐさを多くする場合、指輪を外して変形するのを回避する方がいいでしょう。

一度、指輪が変形してしまうとダイヤを付けている部分も形が変わり、外れやすくなってしまいます。
鋳造製法の場合、なるべく丁寧に扱うことが大切です。

鍛造製法で作られたリング

もう一つの製造方法として利用されるのが鍛造製法です。
鍛造製法は素材となる金属を加熱させ、叩きながら圧力もかけて成形していきます。

このような方法をとるのは、金属は熱を加えながら叩き、圧力をかけていくと強度が強くなるという特徴があります。
同じような方法で作られている刀などは、年百年も前のものでもしっかりと形として残されています。

鍛造の結婚指輪の強度
画像 * 鍛造の結婚指輪 – TANZO

こちらは鍛造製法と鋳造製法の結婚指輪の強度を比較したテストの画像です。
見ての通り、鋳造製法の指輪は11kfgでゆがんでしまっていますが、鍛造製法は54kfgで少し潰れたという程度です。

この比較を見ての通り、鍛造製法の指輪の方が強度がしっかりしているという証明になるのだといえます。

ただし鋳造製法に比べると製造期間が長くなってしまうのがデメリットだといえます。
そして製造するために特殊な機械を使用するためどうしてもコストも高くなってしまいます。

しかし、圧力をかけて叩くことで金属の中の気泡がなくなり、金属の密度も高くなります。
仕上がりを比較すると指にはめたときになめらかに感じるだけでなく、強度も鋳造製法に比べると2倍近く優れていることがデーターとしてわかっています。
そのため長年毎日身につける結婚指輪にはおすすめの製造方法です。